アラン・バロアはフランスのパリ、ルノワール美品学校と国立高等装飾美品学校で学んだ後に、1980〜1986年にパリの有名人形店でビスクドールを創作し、1987年より独立してビスクドールと同質の陶板に細密画を水彩で表現し、その独特の繊細で優美な画調で高く評価されました。当時、私も度々のヨーロッパ出張で、パリでのアート&クラフト工芸作家達の展示会『Ateliers dArt de France』で数点購入し、未使用のまま残していたもの2点の内の1点です。大作の数点は今も我が家の壁で優雅な雰囲気を漂わせてくれています。出品の物は21.2 × 16.7cmの楕円形で厚みは2.1cmで、ベルエポック時代の貴婦人を描いています。彼の作品をより魅力的に仕上げているのが額装で、夫人のベロニック・ジュネが作品毎に合わせて手作り創作されたものです。裏面には両者のサインがあります。彼の絵の中に潜む何かが独特の光を放ち “Esprit de Paris“ を感じる作品達です。もう使用しないので出品しました。未使用ですが、経年変化で外装紙に変色が有りますが、キズやシミは有りません。